『教場』と『破天荒フェニックス』が面白かった件

2020年のお正月。

テレビは相変わらずでマンネリ感満載だったけど、ドラマ『教場』と『破天荒フェニックス』がダントツで面白くって良いお正月になりました。

 

『教場』

『教場』については、原作も知らず、キムタク主演ということだけの予備知識で見始めたらガッツリ嵌って前編、後編と見る結果に。

 

内容としては、警察学校を舞台にした話で、キムタクが警察学校の教官役で入学してきた生徒が卒業するまでの人間的な成長を描いていく、という王道のストーリ。

個人的にこの手の話は、大好きなんですよね。

 

年齢を重ねて結婚もして数年たつと、きゅんきゅんと恋愛をテーマにしたドラマだと、『勝手にやってれば』、という気持ちになって感情移入出来ないんです。

悲しいことなんですけどね。。

 

だけど、警察学校の話は社会人としての門出であると同時に、学生時代の青春が同居していて何歳になっても感情移入出来るから好きなんだな、と再認識しました。

警察官として社会に出るまでの準備期間であると同時に、もう学生でもないという微妙な時期であるが故のいろいろな葛藤がもりだくさん。

社会人としての共感、学生時代の青春を思い出しての共感、たくさんの生徒の生き様への共感、いろいろと感情移入できる箇所があるんですね。

 

  • 警察官になりたい理由もそれぞれ
  • 性格もそれぞれ
  • 年齢もバラバラ(学生から直接、社会人を経験してから)
  • 趣味嗜好もそれぞれ

 

あと有名どころも出てましたが、全然違和感なくてドラマに馴染んでました。

主演のキムタクは存在感あって迫力十分だったし、生徒役もみんな上手かったですね。

 

最後の卒業の場面では、泣きはしないまでもグッとくるものがありました。

初心忘るべからず、年始にとても良いドラマを見ることが出来てフジテレビに感謝です。

 

昔『ビギナー』というドラマがあって、これは司法試験に受かった司法修習生、つまりは弁護士の卵が主役の話だったんですけど、これも大好きでしたね。

こういうドラマを作って欲しいものです。

 

『破天荒フェニックス』

『破天荒フェニックス』は、もともと原作が面白いという話は聞いていたけど、読んでいなかったので、テレビで見れるなら見てみよう!と軽い気持ちで見始めました。

実話をもとにしたドラマではありますが、シリアス系というよりはとてもかるーい感じの内容でした。原作のノリは知りませんが、気楽に見れましたね。

 

めがね屋さんの再生物語がメインストーリーなので、どうしても逆境の連続でそれをシリアスにされると、重苦しくて見るもの辛くなるという観点からは、この軽さがとても心地よく感じられました。

 

良かったのは、社長のキャラでしたね。人から慕われる、好かれるのはこういう人間性だよね、と再認識。行動することの大事さ、ネガティブにならず前を向くことの大切さ、それを飄々と演じた勝地涼さんは芸達者な方ですね。顔は知ってても詳しく知りませんでしたが、調べたら前田敦子の旦那さんということで、驚きでした。

 

みんなで目標に向かって頑張ろうぜ!というストーリー。

こちらも年齢も立場もそれぞれ。背負っているものも違う中での葛藤。グッとくるシーンもあるし、分かり易い敵役もいて、スカッとするシーンもほどほどに。

働くことの意義を改めて考えちゃいましたね。

マンネリ化してだらだらと会社に行ってる自分とは全く違う皆様がドラマの中で頑張っておりました。

 

最後に

2020年のお正月は、この二つのドラマを見れたことで、心機一転良いスタートを切ることが出来ました。

 

なんだかんだ言ってドラマは良いですな。『相棒』の再放送を延々とやっていましたが、こっちはくどくて臭すぎる話が多くてげんなりしていたので、この二つのドラマに心が救われた気分になりました。

ジャーナリストがそんなに高貴な使命感を持って仕事をしているのかね。。 

 

2020年頑張っていきましょう。